Amazonのサスペンドとは、ポリシー違反や必要な確認の未完了などを理由に、出品用アカウントの販売権限が停止・制限された状態を指す言葉です。再開に必要な対応は理由によって異なり、改善計画書、請求書、本人確認など、通知で求められた手続きから進めます。まず「アカウント全体か個別商品か」「どのストアか」「何をいつまでに提出するか」を確認してください。
停止通知を開いたら、まずこの3つ
どこが止まった?
アカウント全体・商品・本人確認を切り分ける
何を求められた?
対象ASIN・必要書類・提出先を確認する
いつまでに動く?
通知の期限と提出状況を記録する
この記事はAmazon.comを中心に輸出販売するセラー向けの総合ガイドです。国内Amazonにも共通する考え方を扱いますが、具体的な提出先・書類・言語は対象ストアの通知を優先してください。購入専用アカウントやAmazon Flex・KDPの停止は別の手続きになります。
よくある疑問を会話で整理
読者
セラーB停止通知の読み取りに迷ったら
通知全文、対象ストア、現在の画面を整理して、セラーB本人へ相談できます。メールアドレス・住所・注文者情報などの個人情報は隠し、パスワードや認証コードは送らないでください。
セラーB本人にLINEで相談する最初に見るところ
停止通知の文面とセラーセントラルの表示を照らし合わせてから、原因を整理します。
- POINT 01サスペンド・商品停止・ログイン不可は、何が違う?
- POINT 02Amazon輸出で販売権限に影響する主な問題
- POINT 03停止理由別:必要な証拠と詳しい対応記事
- POINT 04公式動画でアカウント健全性の見方を確認
- POINT 05停止を予防するための運用チェック
- POINT 06Amazon輸出で停止通知を受けたときの初動
- POINT 07復旧までの期間・売上金・在庫について
- POINT 08英語の停止通知は、5項目に分けて読む
- POINT 09通知のどこを見る?対象・理由・要求を図で整理
- POINT 10通知・資料・実施済みの対応をまとめる記入例
- POINT 11提出を繰り返す前に、通知と回答を一行ずつ照合する
- POINT 12対応履歴は、通知・提出・返答をひと組で残す
- POINT 13再開後は、止まった原因に合わせて運用を戻す
- 困っている状況別に、次の一手を決める
- POINT 14よくある質問
- POINT 15まとめ:原因を決めつけず、公式通知から整理する
POINT 01サスペンド・商品停止・ログイン不可は、何が違う?
「停止」「閉鎖」「削除」という日本語だけで、復旧の可否を決めることはできません。メールの翻訳語より、Seller Centralで何の機能が制限され、どの対応が案内されているかを見ます。商品が1点出品停止になった状態と、販売アカウント全体の停止では対応範囲が異なります。
表は左右にスクロールできます。
| 表示・状況 | 最初の確認先 | 対応の方向 |
|---|---|---|
| アカウントが無効/Your account has been deactivated | アカウント健全性とパフォーマンス通知 | 再開画面の要求と対象ストアを確認 |
| 特定ASINの出品削除・販売停止 | 対象ASINのポリシー違反と出品情報 | その商品に必要な是正・書類を確認 |
| 本人確認・ビデオ面談の要求 | 通知と本人確認の提出画面 | 指定された身分証・事業書類・面談に対応 |
| ログインできない/認証エラー | ログイン画面、登録メール、セキュリティ通知 | 認証回復の問題か販売権限の問題か切り分け |
| 売上金だけが振り込まれない | 支払い画面と資金保留の通知 | 保留理由と資金に関する手続きを確認 |
Amazon公式のアカウント停止・出品削除への異議申し立て案内は、アカウント健全性の再開ボタンから画面の指示に従う手順を示しています(2026年10月21日確認)。画面によって追加書類や質問が異なるため、すべての停止に同じ改善計画を送る方法は適切ではありません。公式ヘルプはログインやJavaScriptが必要な場合があります。
POINT 02Amazon輸出で販売権限に影響する主な問題
停止理由を「輸出だから起きたこと」とひとくくりにしないようにしましょう。米国へ商品を送る事業でも、アカウントに適用される販売ポリシー、商品規制、本人確認、配送実績などを別々に確認します。Amazonからの通知がどの問題を指しているのかを読むことが出発点です。
1. 商品の真贋・知的財産・商品ページの問題
購入者や権利者から真贋や知的財産に関する申し立てが届く場合があります。日本国内で正規に販売されている商品でも、米国Amazonでの販売権限や権利者の扱い、商品ページの表現が同じとは限りません。商品を仕入れた事実だけでは、Amazonが求める供給経路や販売権限の証明として十分でないこともあります。
ブランド名やロゴの扱い、商品画像・説明文の転載、型番違いのページへの出品、模倣品の疑いなど、通知の種類によって必要な確認は変わります。仕入れ前に商品ページと現物の仕様を照合し、仕入先や購入日、数量が分かる記録を保管してください。申し立ての通知に対象ASINや必要資料が記載されているなら、その範囲に合わせて回答を準備します。
2. 出荷実績や顧客対応の悪化
自己発送の注文では、出荷遅延、出品者都合のキャンセル、注文不良などの指標が販売権限に影響する場合があります。Amazonの米国向け案内では、注文不良率(ODR)は1%未満を維持する基準が示されています。適用範囲と計算対象は米国Amazon公式・注文不良率で確認してください(2026年10月21日確認)。出品者都合のキャンセル率は7日間、出荷遅延率は10日・30日などの期間で計算され、各指標の適用対象や基準が決められています。
指標の数値だけを見て「これを超えたら必ずアカウント全体が止まる」とは言えません。指標によって対象となる注文、期間、影響する販売機能が異なります。最新の数値や計算条件は、出品するマーケットプレイスのアカウント健全性画面と公式ポリシーで確認してください。
輸出では配送に時間がかかることがあり、在庫切れのまま出品を続けるとキャンセル、出荷確定の遅れ、追跡情報の不備につながります。注文を受けてから仕入れる運用では、仕入れ先の在庫変動や国際配送の見込み時間を販売設定へ反映し、確実に守れない納期を約束しないことが重要です。
3. 複数アカウントや関連アカウントの問題
Amazonのセラー行動規範は、正当な事業上の必要がないのに複数の販売アカウントを運営しないことを定めています。地域ごとに原則1アカウントとし、別アカウントを運用する場合は正当な事業上の必要性があり、すべてのアカウントが良好な状態にあることを条件としています。根拠:Amazon公式・セラー行動規範(2026年10月21日確認)。したがって「複数アカウントは常に禁止」とも、「別名義なら問題ない」とも言えません。
アカウント間の関連が通知に記載された場合は、規約の一般論を貼り付けるのではなく、どのアカウントが対象か、誰が管理しているか、事業上どのような関係があるかを事実に沿って整理します。家族や外部委託先が操作する場合は、実際のログイン権限、ユーザー登録、操作記録を確認し、共有ログイン情報で責任者が曖昧になっていないかも見直します。
4. 本人確認や事業情報の不一致
登録した氏名、住所、事業者情報、入金先などと、提出書類や取引記録の情報が一致しないと、追加確認を求められることがあります。表記揺れや住所変更があるなら、どの書類のどの項目が違うのかを事実に基づいて確認してください。確認を通すために実態と異なる情報へ変更したり、書類を加工したりしてはいけません。
日本の事業者が米国Amazonへ出品する場合、アカウント登録の本人確認だけでなく、商品を輸出・輸入する際の書類や手続きも別途関係します。通関書類、FBAラベル、輸入者の役割などは、販売アカウントの本人確認と混同せず、配送会社や通関業者の指示に沿って整えましょう。
5. 商品ポリシーや法令への違反
Amazonで出品可能な状態でも、米国での輸入や販売に必要な条件を満たしているとは限りません。食品、化粧品、電池、医療関連商品などは、商品仕様によって販売許可、輸送条件、表示や安全要件の確認が必要になる場合があります。商品カテゴリーの名前だけで判断せず、成分・材質・用途・型番など、実物の情報を基に確認してください。
出品制限や禁止商品に関する通知を受けたときは、対象ASINや該当ポリシーを読みます。仕入れ前の許可確認はAmazon輸出の出品規制ガイド、必要書類と発送準備は通関書類の確認手順を参照してください。
6. レビュー・評価への不適切な働きかけ
購入者の評価をよくしたい場合でも、レビューの見返りに返金・割引・ギフト券を提示したり、高評価だけを依頼したりする対応は避けなければなりません。低評価の変更や削除を求めることも、通常の返品・返金対応とは区別して考えます。
Amazonの米国向け公式FAQでは、中立的なレビュー依頼と、報酬や評価誘導を伴う依頼を区別し、違反はアカウント停止・終了につながり得ると説明しています。Amazon公式・レビューと関連する質問への回答(2026年10月21日確認)。
購入者への送信履歴、同梱カード、自動返信テンプレート、外部委託先の案内文を確認します。返金や交換の条件にレビューが含まれていないか、高評価だけを求める表現がないかを点検してください。
7. 第三者からの直送と販売者表示の問題
「無在庫」という呼び名だけで、規約に適合するかは判断できません。第三者に購入者への発送を委ねる場合は、購入者から見て自分が販売者であること、梱包明細・請求書・外装などに別の販売者情報が出ないこと、返品に責任を持つことなどを確認します。
米国AmazonのDrop Shipping Policyでは、他の販売者が記載された書類・梱包などを伴う直送を禁止し、違反は自己発送(MFN)の販売機能制限につながり得るとしています(2026年10月21日確認)。アカウント全体の停止と、自己発送の制限は同じ状態とは限りません。
通知が来たら、対象注文の発送元、梱包、明細、請求書、返品受付先、供給元との取り決めを照合します。現物を確認できない運用なら、どの販売者情報が購入者へ届くかを発送委託先へ確かめてください。方式全体の比較は無在庫とFBAの違いを参照してください。
読者の疑問にセラーBが回答
読者
セラーBPOINT 03停止理由別:必要な証拠と詳しい対応記事
次の表は、通知を読んだあとに資料を探すための整理表です。書類の対象期間・数量・形式は個別通知で指定されたものに合わせます。下記の資料を全部そろえなければ提出できない、という意味ではありません。
表は左右にスクロールできます。
| 通知のテーマ | 照合する資料・記録 | 詳しい確認手順 |
|---|---|---|
| 真贋・供給経路 | 対象ASIN、仕入先、請求書、型番、購入数量 | 真贋調査と請求書の準備 |
| 商標・著作権など知的財産 | 権利の種類、申立対象、商品画像、許諾等 | 知的財産権の警告への対応 |
| 関連アカウント | 通知に示されたアカウント、管理者、事業関係 | 関連アカウント停止の確認順 |
| ポリシー違反・健全性 | 未解決の違反、対象ASIN、期限、提出状況 | アカウント健全性とAHRの見方 |
| 停止後の売上金保留 | 決済レポート、留保理由、資金に関する通知 | 売上金保留と資金申立て |
AHRはポリシー面の健全性を把握する指標ですが、その点数だけで全種類の停止を判断できるわけではありません。本人確認や重大なポリシー上の問題など、通知に個別の対応があれば先に確認します。根拠:Amazon公式・Account Health Rating program policy(2026年10月21日確認)。
POINT 04公式動画でアカウント健全性の見方を確認
Amazon公式の記事「Amazon seller policies to know to keep your business thriving」に掲載されている、アカウント健全性の解説動画です。自分のストアの画面と照合しながら、通知やポリシー上の問題を確認する場所を把握してください。動画は英語で、画面や機能が現在の表示と異なる場合があります。
提供:Amazon/掲載元:Amazon公式・販売ポリシー解説(2026年10月21日確認)。
日本語で理解する
英語動画と一緒に押さえる、アカウント健全性の要点
画面の目的は、「現在の問題」と「必要な対応」を見つけることです。アカウント健全性では、顧客サービス、ポリシー遵守、出荷実績に関する情報を確認します。ひとつの点数だけを見るのではなく、どの項目に問題が表示され、どの注文や商品が対象なのかを確認しましょう。
日本語で押さえると、確認は3段階です。①問題がある項目を開く、②対象と要求を読む、③必要な是正や資料提出へ進む。画面を開いただけでは対応完了になりません。提出済み・審査中・追加情報待ちなど、次の状態も記録します。
アカウント全体の再開と、個別商品の問題は分けて確認します。通知にアカウント再開の案内があれば、その画面の質問に回答します。個別ASINの問題が残っている場合は、対象商品側の対応も確認してください。
これは動画の全文翻訳ではなく、Amazon公式のSeller Central解説と再開手続きのヘルプに基づく日本語の要点解説です(2026年10月21日確認)。
英語画面で迷いやすい言葉の日本語訳
同じ機能でも表示名や翻訳が変わる場合があります。単語の意味を押さえたうえで、実際の通知と画面の説明を読み合わせてください。
| 英語表示 | 日本語の意味 | 画面で確認すること |
|---|---|---|
| Account Health | アカウント健全性 | 現在の問題・警告・対応状況 |
| Customer Service Performance | 顧客サービスの実績 | 購入者対応や注文の問題 |
| Policy Compliance | ポリシーの遵守状況 | 違反の種類と対象商品 |
| Shipping Performance | 出荷実績 | 出荷・追跡などの対象指標 |
| Reactivate your account | アカウントを再開する | 再開に必要な質問・書類 |
| Appeal | 異議申し立て/申立て | その問題に対する提出画面 |
| Submit additional information | 追加情報を提出する | 前回の回答に何が不足したか |
最初にその項目を開き、違反名・対象ASIN・通知日・要求資料を書き出します。「請求書が必要」という指示なら、先に請求書と商品の対応を確認します。出荷の問題と決めつけて配送設定だけを直しても、通知が求める証明にはなりません。これは読み進め方の説明例であり、実際の相談事例ではありません。
POINT 05停止を予防するための運用チェック
すべての違反を予測することはできません。普段の作業で記録が残るようにすると、警告が来たときに状況を確認しやすくなります。Amazonのアカウント健全性ページは、販売パフォーマンスやポリシー上の問題を確認する場所として案内されています。通知を受けてから初めて開くのではなく、定期的に確認しましょう。
- 商品候補ごとに、ASIN・型番・商品状態・ブランド・出品許可を記録する
- 仕入先、請求書、注文履歴、納品記録を、商品と日付で後から検索できるよう保存する
- 自己発送の在庫数と出荷予定を定期確認し、在庫切れや無理な納期設定を避ける
- 配送確認を実際の引き渡し後に行い、追跡番号と配送会社の組み合わせを照合する
- アカウント健全性とパフォーマンス通知を確認し、警告・期限・対象を一覧に残す
- 利用者や外部委託先がいる場合は、適切なユーザー権限を付与し、共通パスワードを使い回さない
- 複数アカウントを運用する場合は、正当な事業上の必要性と各アカウントの状態を確認する
FBAを使うと、注文後の保管・梱包・配送・返品対応の一部をAmazonへ委ねられます。ただし、FBAを利用すればポリシー違反がなくなる、アカウント停止のリスクがなくなるという意味ではありません。商品選定、真贋や仕入れ経路、出品情報、輸出入条件など、出品者が確認すべき点は残ります。自己発送とFBAの違いは無在庫とFBAの比較記事にもまとめています。
原因と必要資料を整理したい方へ
停止通知の見出し、対象ASIN、手元にある書類、これまで提出した内容をまとめると、次に確認する点を整理しやすくなります。状況に合う進め方をセラーB本人へ相談できます。
セラーB本人にLINEで相談するPOINT 06Amazon輸出で停止通知を受けたときの初動
Step 1:通知の原文と画面を保存する
パフォーマンス通知、アカウント健全性画面、対象ASINや注文番号、提出期限、指定された書類を保存します。通知が届いた日時、対象マーケットプレイス、問題の見出しをメモしておくと、別ストアの通知や過去の違反と混同しにくくなります。要約や他人の事例だけで原因を決めないでください。
Step 2:対象期間の記録を集める
仕入先の請求書、商品の写真、注文履歴、出荷履歴、返品・返金、商品ページの変更、ユーザー権限の記録などから、通知の対象と関係する資料を集めます。すべての書類を無差別に添付するのではなく、Amazonが求める対象・期間・形式に合うものを選びます。情報が欠けている場合は、欠けている事実を明記し、作り足さないようにします。
Step 3:誤認を争うか、違反を是正するか分ける
Amazonの判断が事実と異なると考えるなら、どの記述が誤っていて、どの証拠がそれを示すのかを説明します。違反が実際に起きた場合は、問題の根本原因、すでに行った是正措置、再発を防ぐ仕組みを整理します。ひとつの文書で「違反していない」と「違反したので改善した」を同時に主張すると、説明が矛盾することがあります。
Step 4:通知で指定された手順から提出する
提出フォーム、Account Healthの「Appeal」、本人確認画面など、案内された場所から送ります。改善計画の書式や提出言語は、通知と画面の指示に従います。すべてのケースで英語の長文が必須とは限りません。事実、日付、対象商品、対策を簡潔に書き、提出した文章と添付資料、受付番号を保存しましょう。
改善計画の詳しい組み立てと、提出前の証拠確認はAmazon輸出のアカウント停止後の対応記事で扱っています。停止の種類によっては、改善計画ではなく本人確認や特定書類の提出が必要な場合もあります。画面の指示を優先してください。

よくある疑問を会話で整理
読者
セラーBPOINT 07復旧までの期間・売上金・在庫について
復旧までの期間は、停止理由、必要な確認、追加資料の有無、権利者や外部機関との手続きなどによって異なります。「何日で復活する」「この文章なら戻る」と一律に約束することはできません。Amazonの画面に審査予定や追加要件が表示されている場合は、その情報を優先します。
売上金やFBA在庫の扱いも、すべての停止で同じとは限りません。入金保留や準備金、在庫の返送・廃棄などについては、支払い画面、在庫管理画面、個別通知で確認してください。返送期限や費用がある場合も考えられるため、復旧を待つだけでなく、Amazonが許可する手続きと期限を把握しておきます。
提出を却下された場合は、却下理由と追加要求を確認し、不足点を直してから次の提出を検討します。同じ文章を短時間に繰り返し送るより、どの質問に答えられていないか、証拠と主張が合っているかを見直し、変更箇所を明確にしましょう。
読者の疑問にセラーBが回答
読者
セラーBPOINT 08英語の停止通知は、5項目に分けて読む
英文が長い場合は、全文を一度に理解しようとするより、次の5項目を抜き出すと整理できます。これは通知を読むための運営上の提案です。通知ごとに表現や要求は異なるため、下記の英単語だけで停止理由を確定しないでください。
- 対象:account、listing、ASINなど、何についての通知か。
- 理由:どのポリシーや行為が挙げられているか。
- 必要資料:invoice、identity documents、additional informationなど、求められたものは何か。
- 提出方法:Reactivate your account、Appealなど、どの画面から進めるか。
- 期限:日付や日数の指定があるか。時間帯・対象ストアも確認する。
翻訳するときも、ASIN、会社名、日付、数量、ポリシー名は原文と対照できる形で残します。翻訳結果に「閉鎖」「削除」と出たことだけを根拠に、再開できないと判断しないでください。通知と画面が食い違う場合は、その両方を保存して確認します。本人確認が中心の通知なら、アカウント登録と本人確認の必要書類も参照できます。
POINT 09通知のどこを見る?対象・理由・要求を図で整理
POINT 10通知・資料・実施済みの対応をまとめる記入例
以下は説明用の架空の整理例です。実際の相談記録や復旧実績ではありません。自社の通知と書類に置き換え、分からない箇所は「未確認」のまま残してください。
対象ストア:Amazon.com
通知の対象:商品Aの供給経路の確認
通知の要求:指定期間の請求書と仕入先情報
手元の資料:請求書PDF、仕入注文履歴、商品型番の写真
照合済み:請求書の名義と登録事業者名は一致
未確認:請求書の商品名だけで対象型番を特定できるか
実施済み:同じ仕入先の商品を再点検
次の確認:仕入先へ正しい型番・取引情報の確認を依頼
資料が不足しているときは、仕入先が発行した正規の書類や取引記録を確認します。自分で請求書を書き換えたり、実在しない取引を追加したりしてはいけません。平常時から確認できる仕入先を選ぶ方法は仕入れ先の比較と確認ポイント、実際に求められた請求書の点検は真贋調査の証拠準備にまとめています。
このメモができると、Amazonへの提出文と相談時の説明を短く整理できます。ただし、メモをそのまま提出すればよいとは限りません。提出フォームの質問に合わせ、通知で求められた範囲の情報を選びます。
POINT 11提出を繰り返す前に、通知と回答を一行ずつ照合する
差戻しを受けたら、まず前回の提出文とAmazonの返答を並べます。「追加情報が必要」という返答を「もっと長く書く必要がある」と読み替えず、求められた項目に答えたか、添付ファイルが読めるか、商品と書類が対応しているかを確認してください。新しい指示があれば、その指示を回答表の先頭へ追加します。
表は左右にスクロールできます。
| 通知の要求 | 提出内容・証拠 | 提出前に確認すること |
|---|---|---|
| 対象ASINの供給経路を説明 | 請求書の該当行と型番・数量 | どの商品を証明する資料か明示したか |
| 発生した問題と是正を説明 | 発生日、対象注文、実施済みの対応 | 未実施の対策を完了と書いていないか |
| 再発防止を説明 | 担当者、チェック項目、実施頻度、記録場所 | 原因に直接つながる具体策になっているか |
| 判断が誤りという証拠を提出 | 通知の記述と矛盾する一次資料 | 感想と事実を分け、資料の該当箇所を示したか |
上の表は資料整理のための記入枠です。Amazon共通の提出テンプレートではありません。事実誤認を争う場合に、実際には行っていない違反を認める文章へ合わせる必要はありません。反対に、違反が確認できた場合は、その事実と実施した是正を具体的に説明します。改善計画の書き方は停止後の対応・改善計画の詳しい手順を参照してください。
POINT 12対応履歴は、通知・提出・返答をひと組で残す
途中で担当者が変わったり、複数の問題が並行したりすると、どの資料をいつ提出したかが分かりにくくなります。そこで、案件ごとに「通知の原文」「提出した文章」「添付資料」「Amazonの返答」をひと組で残す運用をおすすめします。
ファイル名は、たとえば「2026-10-21_US_真贋確認_初回提出」のように、日付・対象ストア・問題・提出回数が分かる形にします。これは管理方法の例で、Amazon指定の命名規則ではありません。社内メモ用のファイルと、実際に提出した原本を分けて保存すると、後から変更した資料を提出済みと取り違えずに済みます。
追加要求を受けたら、前回の提出を消さず、新しい返答を追記します。「何が不足していたか」「今回はどこを補ったか」を一行で書き、回答の根拠となる資料のページや行を示します。単に提出回数を増やすより、通知と証拠の対応を説明できる状態を目指してください。
連絡や提出を外部に相談する場合も、パスワード、二段階認証コード、購入者の個人情報は共有しません。相談に必要な通知の内容と、伏せるべき情報を分け、提出自体はAmazonから案内された正式な画面で行います。
POINT 13再開後は、止まった原因に合わせて運用を戻す
販売再開の通知を受けたら、まず対象ストアの販売権限、出品状態、未処理の通知を確認します。アカウントが再開しても、個別ASINの問題や本人確認の追加要求が残っていないかは別途点検してください。出品をまとめて再開する前に、在庫、商品状態、価格、配送設定、取扱いに必要な条件を確認する運用をおすすめします。
真贋や知財が原因なら、再開後も仕入れ経路と販売条件の確認を続けます。配送上の問題なら、発送方法と国際配送の確認手順に沿って、守れる出荷日と追跡情報の運用を点検します。返品対応で行き違いがあった場合は、米国注文の返品・返金対応から受付・返金・記録の流れを見直してください。
ここで大切なのは、提出文に書いた対策と実際の作業を一致させることです。「毎日確認する」と提出したなら、担当者と確認時刻、記録場所まで決めます。運用を変えたあとは、注文や警告の状況を記録し、負担が大きすぎて続かない対策があれば見直します。
☐ 再開通知と販売権限を確認
☐ 未解決の違反・ASINを確認
☐ 提出した対策を担当者と共有
☐ 在庫・配送設定・商品情報を点検
☐ 仕入れ証拠と対応履歴を保管
☐ 売上金・在庫の別通知も確認
読者
セラーB困っている状況別に、次の一手を決める
ここからは、停止後につまずきやすい場面ごとの整理方法です。Amazonの審査基準や共通の提出書式を示すものではなく、通知と手元の記録を照合するための実務上の提案です。個別通知に異なる指示があれば、その指示を確認してください。
原因に心当たりがない:認める前に、対象を照合する
通知に心当たりがなくても、すぐに「絶対に誤り」と決める必要はありません。まず、対象ASIN、注文、商品状態、期間、ストアが自社の記録にあるかを確認します。本人だけでなく、スタッフや委託先が行った出品編集・購入者への連絡・発送も対象に含めて記録を確認しましょう。
そのうえで、「取引はあるが指摘された行為は確認できない」「対象商品そのものが記録にない」「別のストアの通知だった」など、分かった範囲を分けます。誤認を争うなら、通知のどの記述とどの資料が食い違うかを示します。状況を確認できていない段階で、架空の違反理由や実施していない対策を記載しないでください。
請求書がない・商品名が曖昧:代わりの書類を勝手に決めない
レシート、注文履歴、納品書があっても、それが通知で指定された請求書の代わりになるとは限りません。まず「何の資料を」「誰が発行したものとして」「どの期間について」求められているかを読み直します。商品名が略称だけなら、型番・数量・仕入先の記録との対応を確認します。
仕入先に発行・再発行を相談する場合も、実際の取引に基づく正しい書類を依頼してください。自分で日付や名義、商品名を修正したり、架空の書類を用意したりしないことが前提です。必要な資料を用意できないときは、用意できる資料の一覧と不足項目をまとめ、通知の提出画面や公式サポートで扱いを確認します。詳しい点検は真贋調査と請求書の準備を参照してください。
読者
セラーB本人確認が通らない:同じ書類を送る前に、不一致を洗い出す
氏名、法人名、住所、書類の発行日、有効期限、必要なページ、画像の読みやすさを、通知の指定と照合します。法人化や転居などの変更がある場合は、古い情報と新しい情報を時系列で並べ、どこが食い違っているかを整理してください。
不一致を見つけても、審査を通すためだけに実態と異なる登録情報へ変更しないでください。正しい現状を証明できる書類と登録情報の更新手順を確認します。ビデオ面談が指定されていれば、書類提出だけで完了したと判断せず、面談の予約・実施・追加要求を別に記録します。
読者
セラーB提出ボタンが見つからない・ログインできない:画面と認証を切り分ける
対象ストアを開いているか、アカウント健全性とパフォーマンス通知の両方を見たか、通知内に別の提出先が指定されていないかを確認します。使える操作はアカウントの状態によって異なるため、別の出品者の画面とボタンの数が違っても、それだけで不具合とは言えません。
ログイン前に止まる場合は、登録メールアドレス、二段階認証、認証回復に関する案内を確認します。ログインできるが提出先がない場合は、その表示を保存し、公式のヘルプから利用可能な連絡方法を確認してください。連絡時には対象ストア、停止通知の日付、画面に出る文言、既存ケースIDをまとめると状況を説明しやすくなります。
読者
セラーB却下理由が「情報不足」だけ:要求ごとの未回答欄を探す
前回の提出文を長く書き直す前に、通知の質問を一行ずつ書き出し、その横に「回答した文章」「根拠資料」「未確認点」を記入します。回答したつもりでも、対象期間が違う、商品型番との対応がない、実施日が分からない、といった不足が見つかることがあります。
再提出では、変えていない事実まで言い換えるより、追加で確認した点と補った資料を明確にします。ケースIDがある場合は履歴をたどれるよう保存し、関係のない窓口へ同じ申立てを大量に送る判断は避けます。提出操作や待機の扱いに関する指示が表示されていれば、その指示を優先してください。
読者
セラーB停止中に未発送注文がある:一括処理を決める前に注文ごとに確認する
注文番号、発送期限、すでに発送したか、追跡情報、購入者への連絡、返金状態を一覧にします。停止通知と注文管理画面に表示される指示を確認し、許可されている操作の範囲で対応してください。注文状況を見ずに全件をキャンセルしたり、発送していない注文を出荷済みにしたりする処理は避けます。
発送済みなのに購入者から未着の連絡があれば、配送記録と購入者メッセージを保存し、返品・返金やA-to-z保証の通知が別に来ていないか確認します。個別の期限がある案件は、アカウント再開の審査を待つだけにしないことが重要です。関連する手順は返品・返金対応とA-to-z保証への対応にまとめています。
① 対象ストアと停止通知の全文
② 停止日と、通知に示された期限
③ 対象ASIN・注文の有無
④ 手元にある資料と不足資料
⑤ 提出済みの文章・提出日・ケースID
⑥ 最新の返答と、今いちばん困っていること
個人情報は必要な範囲で隠し、パスワードや認証コードは送らないでください。LINE相談では、まずこの情報を基に確認すべき点を整理できます。
読者
セラーBPOINT 14よくある質問
Amazon輸出のアカウント停止は、必ず復旧できますか?
復旧を保証できる方法はありません。停止理由や確認資料、Amazonの判断によって結果は異なります。通知を読み、指定された手順に沿って事実と証拠を提出します。
複数アカウントを持っているだけで停止しますか?
一律ではありません。Amazonは地域ごとに原則1アカウントとし、正当な事業上の必要性があり、すべてのアカウントが良好な状態の場合に複数運用を認める方針を示しています。実際の扱いは最新の各マーケットプレイス規約とアカウント状況を確認してください。
停止通知への回答は必ず英語ですか?
必ず英語と決まっているわけではありません。対象ストアの通知や提出フォームで指定された言語に合わせます。英語提出が求められる場合は、意味や事実関係を変えずに翻訳します。
FBAならアカウント停止を防げますか?
FBAは注文処理の一部をAmazonが担う配送方式ですが、商品ポリシーや知的財産、本人確認、仕入れ証明などの問題をなくすものではありません。FBAと自己発送それぞれの業務上のリスクを分けて確認します。
停止中の在庫はすぐ返送した方がよいですか?
一律の答えはありません。対象在庫、返送可否、費用、期限をセラーセントラルの在庫管理画面と通知で確認し、アカウント状況に合わせて判断します。
停止中に別アカウントを作り直してよいですか?
停止の解決策として新しい販売アカウントを作る判断は避け、まず元のアカウントの通知と再開手続きを確認してください。複数アカウントの条件や、良好な状態でないアカウントとの関係が問題になることがあります。名義や登録情報を変えても、未解決の問題が解消されるとは限りません。
POINT 15まとめ:原因を決めつけず、公式通知から整理する
Amazon輸出のアカウント停止には複数の種類があり、商品の権利・真贋、出荷実績、複数アカウント、本人確認、商品規制など、原因によって必要な資料と対応が異なります。アカウント健全性と通知を確認し、対象期間の記録を集め、誤認への異議申し立てか、違反の是正かを分けて提出してください。
防止策は、商品と仕入先の記録を残す、販売指標を確認する、出品許可と商品条件を調べる、アカウント権限を適切に管理することから始められます。公式ルールは更新されるため、作業時点のセラーセントラルとAmazonのポリシーを確認しましょう。
再提出前に、説明の食い違いを整理したい方へ
Amazonからの最新の返答と前回の提出内容を準備し、どの要求に答えられていないかを整理しましょう。個別条件で迷う場合はLINEからセラーB本人へ相談できます。復旧の可否や審査期間を保証するものではありません。
セラーB本人にLINEで相談する参考:Amazon公式:アカウント健全性/Amazon公式:セラー行動規範・複数アカウント方針/Amazon公式:注文不良率/Amazon公式:出荷遅延率/Amazon公式:異議申し立て・改善計画の案内


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